紫穂ちゃん騒動〜キャスターと桜と紫穂〜
「・・・・ほちゃん・・・紫穂ちゃん」
自分の名前を呼ぶ声に紫穂の意識が徐々に覚醒していく
昨夜の行為で身体がかなり疲労しているらしく、目を開くのも辛い
このまま眠り続けたいという誘惑に駆られながらも、紫穂は目を開いていく
霧が立ち込めているかのような視界にぼんやりと紫色の物がうつる
「起きましたか?」
さらに掛けられる声、その声は聞き覚えがあった
「・・さくらさん?」
その人物の名前を呼ぶ
「はい・・・身体平気ですか?・・・どこか痛い所とかありませんか?」
こちらが起きたのが分かると桜は心配そうに身体の調子を尋ねてくる
どうやら昨夜何をされたのか知られてしまっているらしい
桜に言われて自分の身体の様子をしっかり確認してみる
下腹部の奥の方でズキズキと今だ鈍痛が続いている、我慢できない事は無いが普段通りの生活はつらいかもしれない
「お腹の奥がまだズキズキするけど・・・・大丈夫・・我慢できるから・・」
一応症状を伝えると、自分が大丈夫な事を伝えようと桜に微笑みかける
「・・・・・・・・ごめんね・・・昨日の夜私が行けていたらこんな事にはならなかったのに・・・・」
どうやら先程の笑顔では桜を安心させる事は出来なかったらしい
「・・・・あ・・・でも強盗事件も起きてるから・・桜さんが危ない目にあったら・・・」
なんとか桜が自分を責めないように言葉を選んで言ってみるがなぜか桜は睨んでくる
「自分が危ない目にあったのに人の心配なんてしなくていいの!!」
「はい・・・・ごめんなさい」
普段とは違い、迫力のある桜に紫穂は素直に謝った
つい大声を上げてしまい、紫穂を怖がらせてしまった事に気づき桜は申し訳なさそうな表情になった
「・・・あ・・・ごめんね・・つい・・・紫穂ちゃんは悪くないのに・・・」
「いえ・・・心配掛けた私が悪いんです」
紫穂は桜の目を正面から真剣な表情を見つめてくる
「・・・・う・・・・えっと・・・あ・・お風呂沸いてますから入ってきてください」
こうなると紫穂は頑固なのを知っていた桜は、このままでは堂々巡りになると判断し、お風呂に入るよう進めた
「お風呂?・・・・・・・・」
お風呂と聞くと紫穂は自分の身体を見下ろし、汗や体液で汚れていることに気づき、恥ずかしそうに頬を染める
胸の辺りまでずり落ちていたシーツを鼻の辺りまで持ち上げ身体を隠す
(紫穂ちゃん可愛すぎです・・・)
「・・・・着替えは私が用意しておくから・・・」
紫穂の可愛らしい仕草に襲ってしまいたくなるのを桜は心の中で押し殺し、いつも通りの表情で言葉を続けた
「なら・・・入浴は私が手伝って差し上げますわ」
「近づかないでください!!」
その人物の姿を見た瞬間、桜が普段では信じられないぐらい怒気を含ませた声で叫ぶ
驚く紫穂、対してキャスターの方は平然としている
「あら?・・・別に貴女に用はありません・・・」
桜に対し冷ややかな視線を送りながらどんどん近づいていく
「っ!!・・・わ、私は!!・・・紫穂ちゃんに近づかないでと言っているんです!!」
ダンッと勢いよく立ち上がりキャスターの進路を遮るように立ちはだかる桜
「貴女にそんな事言われる筋合いはありませんが?」
冷静に返すキャスター
しかし殺気の篭った視線が桜に向けられる
桜の方も負けじとキャスターを睨み付けた
バチバチと二人の間で火花が散る
どうやらこの二人、紫穂が目覚める前に何かあったらしい
それを止めたのは紫穂の言葉だった
「一人で入れるから・・・・喧嘩しないで・・・」
「・・・紫穂様がそう仰るのでしたら・・・・」
残念そうな表情ながらも引くキャスター
逆に桜は紫穂が自分の味方をしてくれた事に自然と笑みを浮かべる
シーツで身体を隠しながら立ち上がった紫穂は、シーツを引きずりながら風呂場へと向かう
普段より歩くのが遅いがそれは仕方ないだろう
風呂場に着いた紫穂は浴室の中を一度確認し、シーツを取ると小さなタオルを手に中に入った
浴槽は沸いたばかりで湯気を立てている
紫穂は手桶を手に取ると浴槽のお湯をすくい、肩からお湯を掛けた
ザバァァ
「んっ・・・・・」
予想より熱かったらしい、僅かに声が漏れる
空になった手桶に再びお湯を汲み、それを足元に置く
手桶に持ってきたタオルを入れて濡らすと、石鹸を手に取りタオルに擦り付ける
ゴシゴシゴシ
石鹸を置きタオルを擦り合わせて泡立てた
左手に持ったタオルでまず右腕から洗っていく
続いて身体を洗い、タオルを右手に持ち替えて左腕を洗う
最後に下半身と足を洗うと紫穂は、手桶のお湯でタオルを洗い、きつめに絞って浴槽の脇に置いておく
ガラガラ
「!?」
その時脱衣所への引き戸が開く音がして、人影が脱衣所に入ってくる
突然の事に紫穂はビクッと反応し、入り口の方に視線を向けた
「紫穂ちゃん、着替え・・ここに置いておきますから・・・」
どうやら桜が着替えを持ってきてくれただけらしい
紫穂はホッとして桜にお礼を言う
しかし・・・・
ガラッ
今度は先程よりも大きな音、脱衣所と浴室を繋ぐ曇りガラスの入った引き戸が開かれた
「え!?」
予想外の光景に入り口を見ながら固まる紫穂
引き戸を開けたのはもちろん脱衣所にいた桜だが、その格好が・・・・
タオルで前は隠しているが服は着ていない、大きな胸の谷間がしっかりと見えている
まあ入浴するなら服を着ていないのは当たり前なのだが・・・
「紫穂ちゃん♪髪洗うの手伝ってあげますね♪」
「え?・・・え?・・」
突然の事態に混乱気味な紫穂とは対照的に、桜はご機嫌な様子で紫穂の後ろに回ると、予備の手桶で浴槽のお湯をすくう
そしてお湯を紫穂の頭にゆっくりとかけ始める
「シャンプー・・・取ってください♪」
顔の横から手が伸びてくる
むにゅっと背中に触れる柔らかい物、自然と自分の胸元に視線が行く
・・・・・・考えるだけ無駄なのですぐに視線をそらせた
「あう・・はい・・・」
言われるがままにシャンプーを手に取りその手に渡す
「ありがとうございます♪」
桜は受け取ったシャンプーを手の平に出し、それを両手で擦り泡立てると紫穂の髪を洗い始める
「紫穂ちゃんの髪はサラサラで羨ましいですね・・・」
紫穂の髪はかなり長いので、洗うのはかなり大変な作業だ
いつもは自分でやっているのだがどうしても時間が掛かってしまう
(やっぱり他の人に洗ってもらうと早いよね・・・)
桜の白魚のような指先が紫穂の髪を丁寧ながらも手早く洗っていく
優しく頭皮に触れる指の感触に紫穂は徐々に落ち着いてきた
目を閉じ、その感覚に身をゆだねてしまった
桜は紫穂が安心して自分に身をゆだねて来たのを感じ、紫穂から見えないのをいい事に妖しく笑みを浮かべた
(ふふ♪・・・・初めてはあの女の人に奪われたしまったみたいですけど、最終的に紫穂ちゃんを私の物にしてしまえば問題は無いんです)
洗い終わった髪をお湯で流しながら桜はじっくりと紫穂の身体を観察していく
(・・・・すべすべな肌・・・これからこれを好きなだけ触れるんですね・・・・クスッ♪・・・楽しみです♪)
紫穂に無用な警戒心を与えぬように出来るだけ身体には触れずに観察を続ける
体が温まったからか、ほんのりピンク色に染まっている肌がなんとも言えず桜の興味を引いた
しかし、紫穂の身体を舐めるように見ていた桜はあるものを発見してしまい、一気に気分が落ち込む
(・・・・・・っ!!・・・あの女の人・・・・許せません!!・・・・紫穂ちゃんのきれいな肌にこんな痕を・・・・・・)
首筋辺りに浮かび上がってきたキスマークを見ているうちに、桜は自分の中から怒りが湧き上がってくるのを感じた
そしてその怒りは結果としてキャスターに身体を許してしまった紫穂にも向けられる
「紫穂ちゃん・・・・」
名前を呼ぶ声にも僅かに怒りの感情が含まれてしまっていた
「は、はい・・」
紫穂の方はと言えば、理由は分からないが桜が怒っているらしい事は理解し、ビクビクしながらも返事をする
「終わりました・・・お風呂に入って待っていてください♪」
言葉だけを見れば丁寧にお願いしているように見えるが、声には明らかに有無を言わせぬ雰囲気があった
紫穂は素直に従い、湯船に身体を沈める
「はぅ・・・」
下半身がお湯に浸かった辺りで妙な声と共に一瞬動きを止めた
「?」
自分の身体を洗い始めていた桜は妙な声を上げた紫穂に首を傾げる
「どうかしましたか?」
ふるふるふる
桜の問に不自然な位に目で何でもないと訴えながら首を横に振る紫穂
「・・・・・・後で全部話してもらいますから♪」
紫穂は身体を洗う桜の姿をボーっと眺める
はっきり言って桜は綺麗だ、容姿といい、プロポーションといい誰もが羨む物だろう
(おっきなむね・・・・いいな・・・・)
紫穂の視線は大きくて形も良い桜の胸に向かっている
下腹部を断続的に襲っている痛みの事を出来るだけ考えないようにしながら、紫穂は一人考えていた
(メディアも・・・胸・・・おっきかったな・・・・)
昨晩見たキャスターの肢体を思い出し、同時に犯された時の様子まで鮮明に頭の中に浮かんでくる
「ぅ・・・」
(思い出したら・・・・・また痛くなってきたよ・・・・それに・・・なんだか体が重たい・・・・疲れているのかな?)
起きた時から気づいてはいたが、昨夜の行為で疲れているのだろうと判断して諦めていたのだが、それにしてはどうもおかしい
(なんだかどんどん魔力を吸い取られて・・・・・・・・・・・ん?・・・・・)
そこまで考えたところでふと気が付く
自分から外部にラインが繋がっているのだ
紫穂は別に使い魔等を使っている訳ではない、それにそもそも紫穂には外部とラインを繋げた覚えなど無い
(・・・・・メディアと繋がってる?・・・・)
その可能性に気づくと同時に桜が髪と体を洗い終え、湯船に入ってきた
「・・・紫穂ちゃん・・」
入ると同時に桜は紫穂の背中に身体を寄せてくる
「さ、桜さん!?」
焦る紫穂、しかし桜はそれを気にすることも無く手を前に回してきた
「や!・・・やだ!!・・・」
前に回された桜の手は紫穂の胸と足の付け根をゆっくりと擦る
自分が何をされるか気づいた紫穂が暴れはじめた
しかし・・・・
ザバアアッ
「ぐっ!ごぼごぼっ・・・・」
後ろから体重をかけられ湯船に沈む
突然息の出来なくなった紫穂はパニック状態で肺の中の空気を吐き出してしまう
当然そうなればかなり苦しい、何とか水面に上がろうと水中でもがくが、自分より体の大きな桜に圧し掛かられていてはとても上がる事は出来ない
前に回されていた桜の手に手をかけ必死にそれを外そうとする
しかし単純な力で言えば桜の方が紫穂を上回っていた
しかも酸欠でうまく力が入らない、結果紫穂の手は桜の腕を引っかいているだけでとても手を外せる様子は無い
やがて抵抗する力すら失い、頭がぼんやりとしてくる
(も・・・・・だめ・・・・)
ザバアッ
目の前が真っ黒になる寸前に桜によって引きずり出された
「げほっ・・・けほっ・・けほっ」
息が出きる様になると咽ながらも必死に息を吸う紫穂
「紫穂ちゃんが悪いんですよ・・・・あの女性を受け入れたのに私を拒むから・・・・」
その時の桜の声は聞いた事が無いぐらい暗く、狂気が含まれていた
桜は胸を触っていた手を首の方に移動させる
グッと腕が首に食い込む
「っ!・・」
「抵抗したら・・・・・わかってますよね?」
こくこく
桜の問に怯えながらも紫穂は頷くことで返事を返す
「んっ・・・・あう・・・・くすぐったい・・・・」
桜に身体を弄ばれながらも言われたとおり抵抗せずに身を任せている紫穂
秘所を刺激していた指がゆっくり中に挿入される
「はうっ・・」
さすがにそれには紫穂は反応する
「やっ・・・・お湯が入って・・・・・染みる」
ぎゅっと中に入れた指が締め付けられた
「・・・・やっぱり・・・膜・・・ありませんね」
ビクッ
耳元で囁かれるのと同時に紫穂の体が目に見えるほど激しく震える
「あ・・・っ・・・・いっ・・ひっ」
苦痛に顔を歪め、身体を震わせながら必死に声を出さないように耐えている紫穂
中では桜の指が処女膜のあった辺りにグリグリと爪を立てて刺激している
「ふふ♪」
ペロッ
桜は紫穂の耳を舐めると締め付ける秘所から指を引き抜き、今度は人差し指と中指をまとめて秘所に挿入した
「はうっ!」
入れながら指を広げる、そうすると当然中にお湯が入ってしまう
しかも先程爪を立てられた事で再び血が出ていた紫穂の秘所から血が出てお湯と混ざる
「も・・・・・やだっ!・・・やめ・・・・ひうっ」
紫穂が耐え切れなくなり、首を横に振りながら抵抗しだすと桜は意外なほどあっさりと指を抜いた
しかしそれは行為を止めたわけではなかった
「ふああっ!・・・あ・・・そこは・・・だめ・・んあっ!」
先程までの苦痛の声とは違い、今度は喘ぎ声を上げる紫穂
桜の指は紫穂のクリトリスを優しくつつき、指先で擦る
紫穂はピクピクと身体を震わせた
「くすっ♪」
「ひっ・・・・・や・・・・ああああああ!?」
絶頂に達した紫穂の声に気づいたキャスターが浴室に駆けつけた時には紫穂は気を失っていた
あとがき
ちょっと(?)黒い桜に襲われてしまう紫穂・・・・・